【お題スロット】自由研究
こんばんは。
明日を有休にしたので、明日から夏休みです。
colorboxofphage.hatenablog.com
そして、今日選択したお題は「自由研究」です。
小学校とか中学校のときに夏休みの宿題になるあれですね。
小学校時代の自由研究
私は小学校の時、自由研究という存在を知りませんでした。
やらなかったのではなく、存在を知りませんでした。
知った後も、「やるのも自由」だと勘違いしてやっていませんでした。
貯金箱作った気はするけれど、あれは自由研究なのかわからないんですよね。
貯金箱が自由研究でないのであれば、私は小学校時代は自由研究をやっていません。
もしかしたら、本当に「やるのも自由」だったのかもしれませんが、可能性としては非常に低いですね。
中学校時代の自由研究
中学校になったら、さすがに明確に「夏休みの宿題」と言われます。
しかし、私は自慢ではないですが、夏休みの宿題は最終3日で終わらせるという典型的な「締め切り間際組」でした。
実際、読書感想文を始業式の日に書きに家に帰ってますし。
自由研究もひどいものでした。
3年間で一番高い評価は「C+」です。
恐ろしく不真面目な生徒ですね。
それで、理科の先生になりたいなんて言ってるんだから恐ろしい。
さすがに今では自由研究は「楽しそうだな」と思えますが、当時は面倒だったんですよね。
例えば、中学校2年には「雲は何でできているのか」というのを研究テーマにしようとしました。
しかし、部活の友人に「水蒸気でしょ」って言われて、納得してやる気を失いました。
まず、雲は水蒸気ではなく水と氷なので、間違っています。
そしてやる気をなくす理由は特になかったんですよ。
ここで躓かずに「やってやる!」となっていれば、
- 雲が何でできているかを調べる
- 雲のでき方を調べる
- 雲を作ろうとする
- 実験する
- レポートを書く
という工程をなぞれるはずです(今の私が考えているので当時はどうなるかわかりません)。
もしも、ここまでできれば私なら「A」評価を与えると思います。レポートのでき次第ではありますが。
今思えば、もっとちゃんと自由研究しておけばよかった、って思います。
今ならラズパイ使って何かやると思います。
教育実習後に見た現実
私は一応、教員免許を持っています。
なので教育実習で、母校の中学校へ行ったんです。
3週間の教育実習を終えましたが、教え子というか担当だった先生の担任のクラスの生徒たちの発表会を見に行きました。
この発表会は、保護者の方も見ることができて、合唱や演劇以外の時間では、美術部の作品を見たりできるのです。
そして、理科室には自由研究のレポートが置いてあります。
よくできた内容のものを展示しているんです。私の時もこれはありました。
ここで見た自由研究のテーマを見て私はショックを受けました。
展示されているレポートのタイトルが同じものがいくつもあるのです。
テーマは違うのですが、かぶっているタイトルがいくつかありました。
テーマからして、生徒が自ら決めたとはいいがたいテーマでした。
おそらくですが、先生がいくつかの候補を挙げていたんだと思います。
テーマを上げるのは良いのですが、あまりにもかぶりすぎでした。
半分くらいはあったのではないかと思います。
まるで「この中からやりなさい」と言っているかのようでした。
糞みたいな自由研究を出していた人間が言えたことではありませんが、あまりにひどいと思いました。
自由研究の「自由」ってなんなのか。
そう思いました。
テーマを考えさせる時間を授業中に設けるのはありだと思いますし、先生のアドバイスがあった方がいいと思います。
しかし「この中から――」はよろしくないでしょう。
自主性が感じられないです。
あと、自ら考える力も育たないと思います。
いいんですよ失敗しても。
ていうか、研究や実験は失敗してなんぼなので、もっとやってしまえばいいのです。
少なくとも私ならそうしたいと思っています。
私は数学の教員ですが。
大学では実験とか研究をやっていたのでそういう感覚があるんですよね。
でも、この感覚はできれば早いうちに手に入れてほしい。
試行錯誤できる力はとても大切な力です。
もしも、自由研究のテーマで悩んでいる人がいたら、近くの大人に、できれば先生に相談しましょう。
「こんなテーマはどうでしょうか」
「こんなテーマをやりたいのですが、どうしたらいいでしょうか」
アドバイスをもらえると思います。もらえないなら、その大人は信用しない方向で。
ともかく、私の見た現在(3年前)の中学校の自由研究はそんな感じでした。
まとめ
最後は、ちょっと熱くなってしまいました。
でも、本当に良くないと思うんですよね。
「自由研究はやるのも自由」ではないですが、少なくとも「テーマを決めるのは自由」なはずです。
そこのあたりを考えてほしいと、わが母校の先生方に願います。
たまに、こんな感じで教育関係のことを書くかもしれません。
その時は、おそらく私見交じりな、無駄に長い記事になっていると思います。
その時はどうぞ生暖かい目で見守ってください。
それでは。